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安全運転に「SDカード」を活用しよう
都道府県の自動車安全運転センターでは、運転に関する各種証明書を発行していますが、このうち「運転記録証明書」「無事故・無違反証明書」を申請した人が証明日直前に1年以上無事故・無違反であった場合は、それぞれの証明書添えて「SDカード」が交付されます。そこで今月は、安全運転者のしるしであるSDカードについて解説します。
「SDカード」とは
SD カードの「SD」とは、安全運転者(Safe Driver)の略称です。SDカードは、「無事故・無違反証明書(*注1)」または、「運転記録証明書(*注2)」を申請した人が、証明日直前に1年以上無事故・無違反であった場合に証明書に添えて交付されます。テレホンカードと同じ大きさのこのカードには、申請した人の無事故・無違反の期間も表示され、その期間に応じてカードの台紙が次の4つに色分けされています。・ 1年以上2年未満無事故・無違反の場合は、「若草色」・2年以上4年未満無事故・無違反の場合は、「水色」 ・4年以上10年未満無事故・無違反の場合は、「銀色」 ・10年以上無事故・無違反の場合は「金色」 *注1 無事故・無違反であった期間を証明するもの |
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■SDカードは安全運転者の証
SDカードは、安全運転者であることの誇りと自覚を象徴するもので、全国で年間400万枚も発行されています。(平成10年4月現在)。カードに記載された無事故・無違反の期間が長くなるほど、模範的な安全運転を励行している運転者といえます。最近ではSDカードを持つ人にガソリン代を割引いたり、マイカーローンの金利を優遇するお店が増えています。このため、SDカードの取得や年数延長を目指し、より安全運転に心掛けている運転者が多くなりました。 |
SDカードを取得するには、都道府県の自動車安全運転センターに対し「運転記録証明書」か「無事故・無違反証明書」交付の申請が必要です。これらの証明書の申請は原則的には本人が行いますが、本人の代理申請の委任を受けた場合は、企業が申請することもできます。(企業が一括して代理申請する場合は、都道府県の自動車安全センターに問い合わせします。)
申請の申込み用紙は、警察署、派出所、駐在所、自動車安全運転センターの事務所に備えられていますので、必要事項を記入し、申請手数料(1通700円平成10年4月現在)と郵便振替払込料金を添えて郵便局から郵便振替によって申込むか、自動車安全運転センターの事務局に直接申込みます。
証明書とSDカードは郵送されてきますが、自動車安全運転センターで受け取ることもできます。期間は郵便局で申込んだ場合約2週間、自動車安全運転センターで直接申込んだ場合約1週間かかります。
自動車安全運転センターの調査によると、運転記録証明書などを毎年継続して取得し、安全運転対策に活用している企業は、初めて申請した企業よりも事故が少なくなっています。これは、職場ぐるみでSDカードの取得を目標に安全運転を励行した成果の現われです。
また、SDカードを取得・活用することにより
1.SDカードの年数延長を楽しみにする運転者が多くなり、安全運転意識の向上に役立つ。
2.私用運転時の違反状況等も把握できることから、プライベートの運転も慎重になる。
3.社内で優良運転者を表彰する場合の公正な資料となる。
などの効果があります。
安全運転知識ワンポイントテスト |
次の1.〜3.の問いについて、正しいものには○、誤りには×をつけてください。
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