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夜間は死亡事故が発生しやすいといわれています。実際、平成18年における昼夜別の交通事故発生状況をみると、交通事故(人身事故)全体では昼間のほうが圧倒的に多いのですが、死亡事故件数をみると夜間のほうが多くなっています。また、交通事故(人身事故)1,000件当たりの死亡事故件数をみると、昼間の約4.7件に対して夜間は約12.7件と約3倍も夜間のほうが多く、夜間の事故は昼間に比べて死亡事故につながりやすいことを示しています。 夜間に死亡事故が発生しやすい要因としては、夜間は昼間に比べて交通量が少ないためにスピードを出しやすいうえに、暗いために危険の発見が遅れることがあげられます。特に歩行者や無灯火の自転車は発見が遅れやすいため、気づいたときには間に合わず死亡事故などの重大な事故につながりやすいのです。したがって、視界を確保し危険を早めに発見することが夜間事故防止の重要なポイントのひとつとなります。 そこで今回は、夜間の視界確保に不可欠なヘッドライトの使い方を中心に、夜間の事故防止について考えてみましょう。 |
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