|
|
運転中、ドライバーはさまざまな予測をしながら走行しています。例えば、前方で子どもが遊んでいる場合には、「子どもが飛び出してくるかもしれない」と予測し、前車が右のウインカーを出せば、「右折や進路変更をするために減速や停止をするかもしれない」と予測します。このような「○○かもしれない」と危険を予測して運転することを、一般に「かもしれない運転」と呼んでいます。安全な運転をするためには、「かもしれない運転」を実践することが大きなポイントになりますが、ドライバーが常にそれを実践しているかといえば、必ずしもそうではないようです。実際、子どもが遊んでいる場合でも、「子どもが飛び出してくることはないだろう」と考えて漫然と運転しているケースもみられます。 こうした自分に都合のいいように判断し危険を予測しない運転を、一般に「だろう運転」と呼んでいます。そこで今回は、事故につながる「だろう運転」について考えてみることにしましょう。 |
|
![]() |
|
|
|
![]() |
以上、「だろう運転」について考えてきましたが、日々の運転のなかで「だろう運転」をしてしまっているケースは意外に多いと思われます。特にベテランドライバーの場合は、長年の慣れや経験から、知らず知らずのうちにそのような運転になっていることもあります。絶えず自分の運転を振り返り、「だろう運転」をしていないかどうかをチェックして、常に危険を予測した「かもしれない運転」を実践するよう心がけましょう。 |