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3分の2は追突事故 |
平成18年の高速道路における交通事故を類型別にみると(図1)、追突事故が圧倒的に多く、高速道路の事故の約3分の2を占めています。追突の内容をみると、最も多いのが車線停止車への追突(4,743件)、次いで走行車への追突(3,043件)となっています。 一方、死亡事故をみると車両単独が最も多く半数近くを占めています。車両単独とは、防護柵(ガードレール等)や中央分離帯への衝突などをいいますが、こうした車両単独による死亡事故が多いのも高速道路の事故の特徴の一つです。 なお、高速道路では、単独事故によって本線上に停止した車に後続車が追突して多重事故につながるというケースも少なくありませんから、単独事故だからといって、決して軽視はできません。 |
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前方不注視が最も多い |
平成18年の高速道路における交通事故を法令違反別にみると(図2)、最も多いのが前方不注視、次いで動静不注視、運転操作不適となっています。前方不注視と動静不注視で3分の2近くを占めていますが、これらが追突事故の原因の大半を占めていると考えられます。 一方、死亡事故をみると、最も多いのは前方不注視、次いで最高速度超過、運転操作不適となっています。高速道路の全事故に占める最高速度超過の割合は5%未満にすぎませんが、死亡事故では約4分の1を占めており、スピードの出し過ぎが死亡事故の主要な原因の一つであることを示しています。 | |
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