交差点での右折四輪車と直進二輪車が衝突する事故パターンです。この事故の大半は、ドライバーが二輪車の速度を実際よりも遅く判断したり、二輪車との距離を実際よりも遠くに判断したりして、強引に右折するために起こっています。(図2) 原付バイクの場合、法定最高速度は時速30キロですが、交差点に接近している場合は、早く交差点を通過しようとして速度を上げるケースが多く、予想以上にスピードが出ています。したがって、二輪車の速度を遅いと判断するのは非常に危険です。二輪車が接近しているときは、無理をせず、その通過を待ってから右折することが、二輪車との衝突を防止する最も確実な方法です。
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左折時に左側を走行してくる二輪車と側面衝突する事故パターンです。これはドライバーが左側方の二輪車を確認しなかったか、あるいはミラーの死角に入っていて見えなかったために起こるケースが多いといえます。 (図3) したがって、早めに左折の合図を出すとともに、左側方や後方に二輪車がいないかどうかをサイドミラーだけでなく自分の目で確認し、(雨の日はサイドミラーが水滴のために大変見にくく、二輪車を見落としやすいので、特に注意)二輪車がいる場合は二輪車を先に行かせてから左側に寄って、いつでも停止できるくらいの速度で左折します。
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