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交通危険度診断を事故防止に活かそう

 (社)日本損害保険協会は、より実用性の高い交通安全情報として日々の交通危険度をインターネットを通じて情報提供する「交通危険度診断」を行っています。診断では、「事故の多発日」などがわかり、交通安全意識の向上や事業所などにおける交通事故防止活動にも活用できそうです。そこで、今回は、交通危険度診断の内容などについてお知らせします。
事故の多発日が存在している
   交通危険度診断を作成するために用いたデータは、(財)交通事故総合分析センターが保有する警察庁の交通事故情報(1994年から99年まで)です。データ(被害者別データと事業所別データ)の詳細な分析結果から、統計的に見て明らかに通常の日よりも多く事故が発生する日、すなわち「事故の多発日(※印参照)」が存在することがわかりました。
 日本損害保険協会のホームページにアクセスし「交通危険度診断」の項目をクリックするだけで、危険日に関する情報を知ることができます。また、事故防止に関するアドバイスも得られますので、日々の安全意識の向上などに役立てることができます。皆さんもぜひ1度ホームページにアクセスしてみましょう。
 
(社)日本損害保険協会URL
http://www.sonpo.or.jp/
(損保業界の取組/交通危険度診断)
 
事故多発日とは、各月の1日当たりの平均的な交通事故による被害者数(法人の場合は事故件数)に対し、1.5倍以上(法人の場合は1.3倍以上)多くの被害者(法人の場合は事故)が発生する傾向が顕著な日のことです(分析方法についてもホームページで見ることができます)。

個人向け、法人向けの2つのサービス
   交通危険度診断は、「個人向けサービス」と「法人向けサービス」の2つのサービスがあります。個人向けでは、アクセスした日から7日先までの「交通危険度診断」と「事故多発日の検索」の2つのサービスがあります。
外出前の安全意識の向上に役立ちそうです。
また、法人向けサービスでは、仕事で車を運転する人や事業所の安全指導に有効な情報が得られ、車種や目的など条件に応じた事故多発日情報が3ヶ月先まで月別に確認することができます。朝礼時での話題としたり事故多発日カレンダーの掲示など、職場の事故防止のツールに役立てることができます。
交通危険度が数字でわかる
   交通危険度は、事故多発日について交通事故の重大性を考慮しランク付けしたもので、個人向けと法人向けで、それぞれ以下のようになっています。
  ■個人向け交通危険度
交通危険度 ランク内容
死亡事故多発日
重傷事故多発日
傷害事故多発日
事故多発日に該当しない場合
  ■法人向け交通危険度
交通危険度 ランク内容
特危:事故多発日でかつ分析カテゴリーに関し40件以上事故のある日
危:事故多発日
事故多発日に該当しない場合

■個人向け交通危険度診断のホームページ例

■企業向け交通危険度カレンダーのホームページ例