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JAFの調査によると、ここ数年のチャイルドシートの装着率はわずか8%前後と少ないものでしたが、法制化の決定にともない徐々に普及してきています。しかし、普及の一方で、「チャイルドシートが正しく装着されていない」「製品そのものに欠陥がある」「車のシートに合っていない」などのトラブルもあるようです。また、誤った使い方をしていて、衝突の際に子どもが飛び出してケガをしたり、死亡した例もあります。 チャイルドシートは、基本的に運転者が自分で入手し、自ら正しく装着しなくてはなりません。まずは、大人がしっかりとした知識を持ちたいものです。 |
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チャイルドシートには、子どもの年齢や体格に合わせて「ベビーシート(新生児から9か月頃まで)」「チャイルドシート(4か月から4歳頃まで)」「ジュニアシート(4歳から10歳頃まで)」の3つの種類があります。 購入の際には、運輸大臣が型式指定したマーク「自C-000」が付いているか、外国製品では欧州の「ECE規則」、米国の「自動車安全基準FMVSS」のマークがついているかを確認します。 また、シートベルトが通しやすく、しっかり固定できる構造のもので、なるべく軽いものを選びます(イラスト参照)。 | |
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チャイルドシートの取り付け方法は、種類やメーカーによって異なるため、取り付けの際には必ず「取扱い説明書」を参照し、車のシートに確実に固定します(シートベルトに「チャイルドシート固定機構」がついているときは、車の取扱い説明書を確認)。正しく取り付けることが最も重要ですから、取り付け後は取扱い説明書を参考に「グラついていないか」などをチェックし、不安のあるときは何度でも取り付け直して確実に固定しましょう。また、今後はレンタルやリサイクル品の増加が見込まれますが、事故歴や品質劣化などのチェックが必要です。 なお、都道府県交通安全協会や市役所等ではチャイルドシートの貸し出し、あるいは購入代金の一部補助等を行っているところがあります。希望する場合は、最寄の交通安全協会等へ問い合わせます。 | |