安全運転のポイント

8月の安全運転のポイント

いい運転、ハートフル
平成11年8月


暑さの盛りの8月となりました。夏休みやお盆休みを利用して、行楽や帰省などで長距離ドライブを計画している人も多いことでしょう。そこで、今月は長距離ドライブの安全ポイントと運転計画作成の一例についてまとめてみました。


  • 長距離ドライブ前の準備  
@ 運転計画の作成
レジャードライブなどでは、「あれも見たい」「ここも行きたい」と無理な計画を立てがちです。しかし、実際は、渋滞に巻き込まれたり、道路を間違えるなど、時間のロスがつきものです。運転計画を立てる場合は、予め時間に十分な余裕を持つようにします。
A 道路交通情報の入手
お盆期間中などは、高速道路を中心に例年渋滞が発生しています。事前に高速道路の渋滞予測をチェックしておきます。
B 携行品の準備
携行品には、「地図」「ブースターケーブル」「停止表示器材」「発煙筒」「懐中電灯」「工具セット」「ジャッキ」「スペアタイヤ」などを用意しておきます。
C 車両の事前点検
出発前には、車両点検を行います。とくに高速道路走行時には、燃料、タイヤ、(空気圧や摩耗度など)、冷却水やエンジンオイルの量、バッテリー液の量などを確実に点検します。

  • 「運転計画」作成上のポイント
    運転計画は、無理な計画とならないように注意しながら下記の要領で作成し、グラフや地図に表します。
    (下記参照)
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@ 運転経路を決め、走行距離を明らかにする
地図を参考に目的地までの経路を決めます。高速道路を走行する場合は渋滞を考え、予備経路を用意します。経路が決まれば、地図などにより走行距離がわかります。
A 出発時刻または到着時刻を決める
出発したい時刻か、到着したい時刻のどちらかを決めます。
B 休憩場所、休憩時間を決める
どこで、どのくらい休憩するかを決めます。目安は、90〜120分に1回はとるようにします。
C 平均速度を考え、走行時間を決める
一般道路と高速道路の速度の違いを考慮し、平均速度を考えます。それにより走行時間が決まります。
D 主要地点の通過時刻を決めます
平均速度で走行した場合

 

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  • 長距離運転上のポイント
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@ 休憩時のポイント
全員がトイレを済ませておくほか、ドライバーは、疲労軽減のため軽く体操するなどして体をほぐします。サービスエリアやパーキングエリアでは、道路交通情報を収集します。
A 渋滞時のポイント
ドライバーは、イライラ運転したり、ぼんやり、脇見などで前方の確認を怠らないように注意します。
B 暑さに対するポイント
炎天下での駐車では、日よけシートを使用し、車内が高温になるのを防ぎます。また、エアコンの使いすぎは、体調を崩す原因になるため、過度な使用は慎みます。
C 道路交通情報に対する注意
交通情報の不足は、あせりや不安の原因となります。走行中は、道路情報板やラジオの交通情報こまめにチェックし、必要な情報を逃さないようにします。

 

安全運転知識ワンポイントテスト

次の1.〜3.の問いについて、正しいものには○、誤りには×をつけてください。
  1. 普通乗用者は、標識等で最高速度が指定されていない高速自動車国道の本線車道では、時速100kmを超えて走行してはならない。
  2. 高速道路の路肩や路側帯を走行しても違反にはならない。
  3. 高速道路の非常電話は、約2kmごとに設置されている。

答えはここをクリック