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睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分 |
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日中しっかり目覚めて過ごせるかどうかが睡眠充足のめやすで、必要な睡眠時間は8時間だという学問的根拠はなく、個人個人で異なります。 |
2 . |
刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法 |
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カフェインの覚醒作用は摂取後約30〜40分後に現れ、4〜5時間持続します。
就床前4〜5時間の摂取は避けるようにします。タバコに含まれるニコチンは交感神経系の働きを活発にし、睡眠を妨げますので、就眠直前のタバコは避けるべきです。 |
3 . |
眠たくなってから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない |
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自然に寝つくことのできる時刻は、季節や日中の活動量により変化します。就床時刻はあくまで目安で、その日の眠気に応じ、眠くなってから床につくことがスムーズな入眠への近道です。眠ろうとする意気込みは頭をさえさせ寝つきを悪くします。 |
4 . |
同じ時刻に毎日起床 |
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毎朝同じ時刻に起床し、起床後なるべく早く太陽の光を浴びることが速やかで快適な入眠をもたらします。早起きが早寝に通じます。日曜に遅くまで床で過ごすと、月曜の朝がつらくなります。 |
5 . |
光の利用でよい睡眠 |
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太陽の光を浴びることで体内時計のリズムがリセットされます。そこから約15〜16時間後に眠気が出ます。光によるこのリセットが行われないと、寝つくことのできる時刻が約1
時間遅れます。起床後なるべく早く太陽の光を浴びることが大切です。 |
6 . |
規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣 |
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朝食は脳へのエネルギー補給になり、体温を高め、活動レベルを高めます。夜食をとり過ぎると睡眠が妨げられます。夜食をとる場合は消化のよいものを少量にします。昼間の運動習慣は熟睡を促進します。 |
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昼寝をするなら、15時前の20〜30分 |
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30分以上の長い昼寝をするとかえってぼんやりしてしっかり覚醒するのが困難になります。また夕食後に居眠りすると、その後目がさえて、夜の睡眠に悪影響を及ぼします。昼寝をする場合は昼食後から15時までの30分未満にします。 |
8 . |
眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに |
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睡眠に対して意識過剰になり、少しでも眠ろうとして、必要以上に長く寝床で過ごすと、かえって睡眠が浅くなり、夜中に目覚めやすくなります。このようなときは、むしろ遅寝、早起きにすると熟睡感が増します。 |
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睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意 |
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睡眠と関連して起こる身体の病気により、夜間の不眠、日中の眠気が起こることがあります。睡眠中の激しいイビキ、呼吸停止、足のぴくつき・むずむず感を感じる場合、病気が潜んでいる可能性が高く、危険なサインと考えて専門医の診断を受けてください。 |
10 . |
十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に |
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長時間眠っても日中の眠気で仕事・学業に支障がある場合は専門医に相談してください。日中の過剰な眠気は睡眠の質的・量的低下によるものがほとんどですが、中には過眠症という病気が隠れている場合があります。 |
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睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと |
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睡眠薬代わりにアルコールを使用すると、寝つきはよくなるが夜間後半の睡眠が浅くなり、途中で目覚める原因となります。連用すると慣れが生じ、使用量が増加します。 |
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睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全 |
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現在使われている睡眠薬は、昔使われていた睡眠薬とは違うもので、正しく使えば安全な薬です。医師の指示を守って服用してください。 |