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高速道路では渋滞情報を活用し、ライトは上向きにする | 高速道路では、渋滞の最後尾の車に追突する事故が多く発生しています。走行中は電光標示板などを積極的に見て、渋滞情報を早めにキャッチします。工事や事故による渋滞情報を見たときは、それ以降スピードを上げず、いつでも減速措置がとれるように走行します。 また、夜間の高速道路でライトを下向き(照射範囲約40m)にして走行していると、事故や故障で停止している車両などの発見が遅れ、追突する危険があります。ヘッドライトは、やむを得ない場合以外は上向きにして、必要に応じて下向きに切り換えて走行します。
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追突されないために |
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追突事故を防ぐには、追突されないような運転を心がけることも必要です。そのためには、後方の状況を常に確認する運転が大事です。(社)日本損害保険協会が行った実験によると、ベテランドライバーが10分間の走行中にバックミラーで後方確認をする回数は54回で、初心運転者の28回の倍近くになりました。すなわち、ベテランドライバーはそれだけ多くの情報を得て運転していました。後方確認は、追突される危険性を小さくします。とくに、ブレーキを踏む前には必ず後方を確認するクセをつけましょう。
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後続車に減速・停止の合図を送る運転も追突される原因をつくらないために大切です。 走行中やむを得ず、減速しなければならない場合でも可能なかぎりブレーキは一度に踏み込まず、最初軽く踏んで後続車に停止や徐行の警告(合図)を出してから、踏み込みます。また、前方の渋滞を後続車に知らせる場合はハザードランプを点灯させます。この場合、ブレーキをかけてからハザードランプを点滅させるのでは効果が薄いため、渋滞を見つけたら即座にハザードランプを点滅させ、それから減速すると、後続車への合図となります。
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高速道路で路肩などに駐停車した車に後続車が追突するケースも多く、注意が必要です。高速道路でやむをえず駐停車した場合は、続発事故を防止する措置を最優先で行いますが、このとき、停止表示器材を車の後方に、できれば2つ置き、後続車に注意を促します。夜間の場合は、ハザードランプ、駐車灯をあわせて点灯し、自車の存在を目立たせます。また、一般道路に駐停車する場合は、他車からよく見える場所を選び、夜間の駐車車両への追突事故も多いので、曲がり角付近は絶対に避け、ハザードランプ等を点灯するなどして自車を目立たせる工夫をします。
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夕暮れ時、尾灯を点灯していない車は、後続車からは見えにくく、追突を誘発します。街灯が点灯し始めたときは、すでにかなり暗い状況ですので、夕暮れ時は早めにライトを点灯します。また、昼間でも雨天などで薄暗いときは、積極的にライトを点灯します。
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