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故障や事故が発生した場合は、まずハザードランプを点滅(他の通行車両に注意を促すためであり、昼夜にかかわらず、可能なら駐車灯、尾灯、前照灯など全てを点灯したほうが良い)させ、惰力走行を利用するなどして車をできるだけ路肩に寄せ停止します。 本線車道やトンネルでの停止は後続車に追突されるおそれがあり、次の後方防護措置(二次災害の防止)を速やかに行います。 車の外へ出るときは、くれぐれも周囲の安全を確認します。突然の車の故障や事故に遭い、恐ろしさのあまり呆然として事故(故障)車の側に立ちすくんでしまったり、後続車に知らせようと車線上に飛び出して手を振って合図をするなどは、大変危険な行為です。
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車の外へ出たら、二次災害防止のため発煙筒を使用して、停止車両があることを後続車に合図しながら、停止表示器材(三角停止板)を車の後方100メートル以上のところに置きます。このとき、路肩や路側帯を歩くのは危険ですので、ガードレールの外側を歩きます。負傷などで歩けないときは、「停止表示灯」を車の側方の路上など、後方から見やすい場所に置きます。 |
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最寄りの非常電話を利用して、故障や事故の連絡をします。非常電話は通常1キロメートルごとに設置され(トンネル内は200メートル間隔)ており、慌てずに探します。近くにない場合は、後続車に異常を知らせながら進路後方にある非常電話で通報しましょう。「反対車線の非常電話がそばにあるから・・・」と、本線を横断するのはもっとも危険な行為ですので、絶対にしないようにします。 | |
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非常電話は、受話器をとると交通管制室につながりますので、落ち着いて次の事項を伝えます。
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「故障」か「事故」かの区別 |
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故障や事故の内容 |
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非常電話のボックスの番号 |
(故障の場合) |
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故障の状況(パンク、燃料切れなど) |
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車の年式、車種など | |
(事故の場合) |
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死傷者の数 |
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破損した車の台数 |
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負傷者の負傷の状況や程度 |
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車の周囲の破損の状況 |
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道路上の状況など | | |
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非常電話で通報し、必要な危険防止措置をとった後で救援を待つ間は、車の中や路肩で待たず、必ずガードレールの外側、道路法面など安全な場所に避難します。
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